視覚障害の方が利用しやすい、地域活動支援センター3型「マインドアイ茨木」

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先月下旬、視覚障害のある方などが地域での昼間の時間を安心して過ごせる場、「マインドアイ茨木」の開所式に伺いました。

マインドアイ茨木は、NPO法人リーディングサービスNが、茨木市から運営を受託された施設です。私はリーディングサービスNの会員で、オープンまでの準備に際して情報収集などのお手伝いを少しさせていただいた、という関係です。

マインドアイ茨木は、地域活動支援センター3型として設置されています。

では「地域活動支援センター」というのは何か…というと、障害者自立支援法で定められた施設で、障害児者が地域の中で創作や生産活動、交流などを行うセンターです。機能や利用人数によって1型、2型、3型があり、3型は比較的小規模なタイプになります。

地域活動支援センターで多いのは、知的障害の方や精神障害の方が利用しやすいものだと思います。マインドアイ茨木のような、視覚障害の方が利用しやすい地域活動支援センターは、多分まだあまり多くありません。

運営法人のNPO法人リーディングサービスNは、もともと対面朗読や音訳などによって、視覚障害などで情報を得にくい方に対して情報を届ける活動をされている団体です。マインドアイ茨木の設置にあたっては、活動を通してお付き合いされている茨木市視覚障害者福祉協議会の役員の方たちも中心的な役割を果たしておられます。「利用者主体」や「市民協働」など、いろいろなキーワードで語れそうな施設だと思います。

開所式では、ボランティアグループ「はなみずき会」の小松原尊志さんによるハーモニカ演奏も行われました。
「きよしこのよる」「ふるさと」などよく知られた曲では、小松原さんのハーモニカ演奏に合わせて歌う声が響きました。(小松原さんです)↓
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ハーモニカを本格的に始められたのは、お仕事をリタイアされた後だそうです。
今では趣味のハーモニカ教室も開かれるほどの腕前です。
ハーモニカケースには、各種のハーモニカがずらり。演奏時2本のハーモニカを吹きこなすご様子は、圧巻でした☆