東大阪市手をつなぐ育成会様のコーポレートサイトをリニューアル作成しました。同会は、知的障害児者の親御さんなど200人以上の会員が協力して運営されています。事業は、知的障害などがある方の日常を豊かにするための行事や情報交換・学習機会づくりと、啓発・提言活動です。
以前に作らせていただいた、HTML+CSSのシンプルな静的サイトの全面リニューアルです。メンバーの方が記事の更新に当たれるようにとのことでしたので、WordPressを使用しました。
ワークショップ形式でサイトリニューアル検討会議
代表者から概要をうかがったあと、役員の方などが集まったワークショップ形式で目的と基本設計を検討する会議を設置いただき、弊社がファシリテーター的な進行を担いました。 今回も、関わる方の間で思われていることや活用のイメージの共通点と異なる点が明らかになり、具体的な方向や構成を話し合っていただくことができました。
(ホームページ企画段階の会議についての弊社の考え方は、ホームページ制作のご案内に記載しています)。
障害のある人のご家族などが活動している点と、障害者ご本人への目線を重視
作成に当たっては、専門家による事業とは異なる、 親御さんなどが担われる活動ならではの当事者性や親近感を大切にしました。
また、旧サイトでは、知的障害などのあるご本人は閲覧者として想定しない考え方で運用されていましたが、リニューアルを機に、知的障害のある方にも直接メッセージを伝えるページを設けることになりました。
知的障害のある方の中には、文章によるコミュニケーションができない方もおられますが、表現によっては可能な方もおられます。字についても、ある程度読める方もいれば、ルビ(ふりがな)があれば分かる方もおられるそうです。
文章そのもののユニバーサルな表現には限界があると思いますが、ルビ表示や翻訳などは、ICTで解決できることがこれから増えていくでしょう。
弊社のルビについての考え方や技術紹介は、下記の記事をご覧ください。ルビについては、研究していきたいところです。
ウェブページの文章の漢字にふりがな(ルビ)を付ける
ホームページリニューアルに伴い、それをお知らせする会報誌の誌面制作もご依頼いただきました。告知とアクセス数アップにつながれば幸いです。