40代女性をターゲットにした女性誌「STORY」が、誌面上でライターを募集していました。(注:締め切りはすでに過ぎています。)
志望理由400字と、企画3本の提出はもっともとして、
「経験の有無は問わず」。
また、顔がはっきり分かる写真と、一番好きなファッションで撮影した全身写真1枚を添えること。
そうかー、経験よりも顔なのかー、と一瞬驚き、ある意味感心。
でも振り返ると、商業誌とは規模やレベルが全く違いますが、広報誌・機関誌なども一般の方が書かれることは多いです。それらの経験からは、編集がしっかりしていれば、ライティングのほうはかなり幅広い人が担えるなあと、確かに思います。
企画や記事によっては、器用にまとめるスキルよりもむしろ、オリジナルの経験や視点などがしっかりあることのほうがプラスになることも多いでしょう。
ただ、その場合は編集が最後の砦のような役割をかなり果たさなければなりません。元の原稿が誌面として外に出ていくに足るものにするフィルターを、しっかりかけていく必要があります。
編集が高い専門性を持ち高機能であるなら、ライティングは幅広くユニークなものを受け入れられるし、高度な編集を確保できないなら、ライティングはそのまま出せるレベルの書き手が必要。
そういうことだと思います。