ワードの校閲機能の使い方

Wordでいただいた原稿に、「校閲機能」でコメントや変更案を入れることは、よくあります。

校閲機能は慣れると便利ですが、使われたことがなかったら、多色で取り消し線や縦線もあり、コメントが多いと全部読めない表示になっていたりして、扱いにくいかもしれません。
ワードの校閲機能で修正案が入ったファイルを受け取った時を想定して、主な操作方法を説明します。

どこに修正が入っているのか確認する

校閲機能は、ワードの横並びメニューの「校閲」タブをクリックして使います。
まず確認いただきたいのは、校閲タブの中の「変更履歴」です。プルダウンメニューの右上に「すべての変更履歴/コメント」が表示されていたら、どこがどのように修正されているのかが明示されます。
下の画像は、明示された状態です。黒色以外の文字(下の画像では赤色)の、取り消し線が削除箇所で、下線が引かれている箇所が挿入箇所になります。
変更が入っている行は、左側に縦線が入ります。

一方、修正した結果の文章のみを見たいときは、上の画像の 「すべての変更履歴/コメント」 の右横の▼をプルダウンして、「シンプルな変更履歴/コメント」を選択します。文字の色分けがなくなって、修正後の文章が表示されます。

コメントを確認する

コメントが入っている場合は、「すべての変更履歴/コメント」が表示されているときに、下の画像の右側のようなコメント表示がされます。

コメントの操作は、校閲タブの中の「コメント」のグループで行います。
自分で新しいコメントを入れるときは、対応する文章部分を選択してから「新しいコメント」をクリックします。
既存のコメントを削除するときは、削除したいコメント部分を直接クリックしてから「削除」します。
既存のコメントの下部にある「返信」で、特定のコメントに対する返信コメントを入れることもできます。

修正案を確定したり、取り消して元の文にしたりする

修正が入っている箇所を修正案どおりで確定したり、修正を取り消して元の文に戻したりするのは、校閲タブの中の「変更箇所」のグループで行います。ウィンドウの横幅がある程度ある場合は、「承諾」というボタンが大きく表示されていると思います。


修正案どおりにするときは、修正案どおりにしたい箇所を選択して、この「承諾」ボタンを使います。プルダウンで、承諾の種類を選択できます。

修正を取り消して元の文に戻すときも、まず取り消したい修正箇所を選択します。それから、赤の×が目立つ「元に戻す」ボタンを使います。こちらも、プルダウンすると元に戻すときの種類を選択できます。