編集委員会の開催

第1回目の編集委員会

さて、記念誌・社史冊子広報誌・機関誌を作成するための最初の編集委員会が、いよいよ始まるぞ…という話です。
(編集委員会の開催に至るまでの準備について、「編集委員会を立ち上げる」という記事を書いています。まだ読まれていない方は、ぜひそちらからお読みください。)

最初の編集委員会の日どりは大事です。できるだけ全員が参加できるよう、日程調整をして開催日を決めるのが望ましいです。

第1回の内容は、例えばこんな感じです。

  • 主催者あいさつ
  • 編集委員の自己紹介
  • 発行理由やねらい、スケジュールや大体の中身、進め方、体制、予算などの概要説明
  • 編集委員の役割の確認
  • 中身や概要について意見交換
  • 次回の日程と議題

配布するものの例:

  • 編集委員の名簿(個人情報を載せる場合は事前に掲載許可を得る)
  • 概要をまとめた資料
    中身の意見交換がしやすいようなもの。例えば、類似の出版物とか、周年記念誌なら年次報告的なものとか。

編集委員会の記録

編集委員会で話し合った内容は、少なくとも最初の頃は、議事録として残して配布するのがいいでしょう。
企画を詰めていく会議になっていけば、発行概要と中身をまとめた出版企画書をバージョンアップさせていくような記録の残し方でも、場合によっては良いと思います。

編集委員会はどのくらいの期間、何回くらい開催するか

編集委員会のもっとも重要な役割が企画であることは「編集委員会を立ち上げる」の記事でも説明していますが、それ以外にどんな役割を持つのかは、編集委員会により様々です。

例えば、ボリュームのある冊子でも、2、3回の編集委員会で企画の決定までしたらあとは完成後の打ち上げだけ、というようなケースもあります。
一方、執筆依頼や原稿回収を手分けして行っているような編集委員会なら、少なくとも原稿が揃って内容のチェックを終える頃までは何度も集まらなければならないかもしれません。
または、原稿が整って誌面になったあとの校正も編集委員会が行う場合は、かなり発行間際まで委員として関わらなければならないでしょう。

2、3回だけでほぼ終わる編集委員会の場合も、発行に至るまでは通常は解散せず存続します。めでたく発行に至ったら、打ち上げがあればその場で、打ち上げをしない場合は送付して、完成物を編集委員に配布します。

数ページの広報誌・機関誌は別として、記念誌・社史やボリュームのある冊子は、最初の編集委員会から発行まで半年から1年くらいかかるのが普通です。
編集委員に限ったことではありませんが、発行できたことにホッとしてお世話になった人のことを忘れてしまい、「いつの間に出たんだ?」などと言われることのないようにしましょう。

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