災害時の知的障害者支援のための啓発パンフレット増版

東大阪市で知的障害のある方のご家族を中心に結成・活動されている、東大阪市手をつなぐ育成会様の啓発パンフレットの修正・再版発行をご依頼いただきました。

知的障害などでコミュニケーションや行動に個性や特性がある場合、それをよく知らない人にとってはどう対応したらいいのか分からず、戸惑いや、ときには恐さを感じることもあるかもしれません。
知的障害のある方のご家族は、それが分かっているので、災害時に避難所に行くことをためらってしまうと言われます。環境変化が苦手な特性がご本人にあるケースもあり、東日本大震災の時も、避難所で過ごすのは避けたご家庭が多かったそうです。

私も「よく知らない人」の一人で、ご家族のお話を伺うと「へえー」と思う点は多いです。
例えば、「○○が食べたいの?」と聞かれて「○○が食べたい」と答えたとしても、人によっては「質問を繰り返しただけ」ということがあるそうです。(本当に食べたいからそう答える場合もあると思いますが)

それから、うろうろして大声を出すような時は、慣れない環境など「不安」が原因であることも多いようです。
電車内やお店で居合わせた人のなかには「常識を教えないと!」と叱る人もいるそうですが、してはいけないことを伝える場合も、ゆったりと接するほうが落ち着いてもらえるそうです。

このパンフレットは、そうしたポイントを地域の民生委員さんなどに伝えられたいということで作られた啓発パンフレットです。
実は、最初に作成させていただいたのは2013年です。当時、障害のある方や高齢のご家族がいるご家庭向けに作った「防災マニュアル」と、いざというときに必要な情報をまとめるノート、知的障害のある方ご自身が身に付けておく「SOSカード」も、一緒に作らせていただきました。
東大阪市手をつなぐ育成会トップページの下のほうにある「発行物のご案内」で公開されていますので、よかったらご覧ください!