通話用に使っていた携帯電話(いわゆるガラケー=フューチャーフォン)と、スマホの2台持ちをやっと卒業しました。
10年以上前にこのスタイルにした理由は、スマホで音声電話を使うときの通話料が高かったから。
通話用携帯電話と、データ通信専用のスマホを使い分けるほうが、スマホ1つで通話とデータ通信を兼ねるよりも安かったのです。通話は仕事で使うことが多いので、通話料を気にしながら話すのが嫌ということもありました。
そんな時代はとっくに終わって、スマホ1台にしたいしたいとずっと思っていました。それがようやく完了です。
ずっとおっくうに思っていたのは、2台に分かれてしまっている登録関係を1台にスムーズに統合できるかという点です。
同じ条件の方には参考になるかもしれないので、ポイントなどを記録しておきます。
私の状況、条件は…
- 両方、ドコモ。
- フューチャーフォンの電話番号のほうを残したい。
- スマホでのアプリ使用も結構あり、アカウント登録もある。
- スマホのデータ通信利用は、月1~3GBくらい。
- Wi-Fiに接続できる環境があることが多い。
- フューチャーフォンとスマホを合わせて、月5000円ちょっと。月額利用料は「少しでも安く」にはそれほどこだわりがなく、他社と大差なければ、1台に統合後も慣れたドコモでいい。
通話用の携帯電話を契約変更して、スマホを契約解除する
ドコモの フューチャーフォンを使っていると、何度も「はじめてスマホプラン」「格安の指定機種」のすばらしいDMが来ていると思います。結論から言うと、これに乗るのがベストでした。
当初は、2台目にしていたスマホ本体を1台目の番号で使うことはできないか?と考えました。SIMカードを入れ替えたら、できそうじゃないですか。それだと、本体を購入せずにすみますし、使い慣れたスマホをそのまま使えます。
しかし、残念ながらこれはできません。ドコモショップに聞きに行ったところ、「ドコモ同士での番号ポータビリティはできないから無理」というのが答えでした。
そのため、「 フューチャーフォンの電話番号を残す」ためには、「 通話用にしているフューチャーフォンをスマホに契約変更する。今まで使っていたスマホのほうは解約する」の一択になりました。
ドコモの「はじめてスマホプラン」は強力
話を戻して、「はじめてスマホプラン」の対象は、「スマホを使ったことがない人」ではありません。
「通話用のフューチャーフォンを、初めて5Gなどのスマホ向け回線に契約変更する(または他社の同様回線からスマホに乗り換える)人」です。
つまり、2台目のスマホを持っていても、 通話用フューチャーフォンの契約をスマホに変更すれば、「はじめてスマホプラン」と「格安の指定機種」のメリットを享受できます。
「はじめてスマホプラン」の料金は、月3GBまでの利用なら魅力大です。
1年間は1GBまで月1078円! 2年目から上がりますが、それでも月1628円です。
さらに、5分以内の国内通話は何度でも無料です。これも大きいです。
(5分を超えると30秒ごとに22円課金されます。月25分を超える場合は、「かけ放題オプション月額1100円」を加えるほうが得になります)
私は基本セキュリティと修理保障が付く「あんしんパックモバイル」を付けて、初年度月額1873円になりました。悪くないです。
なお、月1GBを超えると速度が遅ーくなります。これは心配です。
しかし、ドコモショップで聞くと、1GBで足りない場合は、1GBあたり1100円でいつでも追加できることが分かりました。
さらに増えて月3GBを超えるようなら、料金プランをギガライトに変更するのが良いそうです。
ギガライトへの変更はいつでもできて、一方「はじめてスマホプラン」はこの契約変更時しか選べません。一回きりのチャンスを、まずは生かしておくのが得策だろうと思います。
ドコモショップに行って、指定の格安スマホを購入
続いて、機種選びの話です。前述の通り、 フューチャーフォン利用者向けのDMには「格安の指定機種」が案内されています。
私が登録しているドコモマイショップだと、指定機種は2種類。ひとつは5GではなくXi回線なので、5Gで格安スマホを選ぶなら、AQUOS wish2の一択でした。
2台目のスマホ所有者向けのDMやネットの案内では、オンラインでの機種変更に使える5000円クーポンが付いていることがありますが、このクーポンは、フューチャーフォン回線からの変更時は使えません。
なぜなら、 まず、フューチャーフォンはドコモオンラインショップでの機種変更はできません。通話用に使っていた携帯電話からのスマホ移行は、ドコモショップの予約を取って、出むきましょう。
さらに、クーポン使用の注意事項をよく読むと、小さい字で「FOMA指定プランからの契約変更を除く」と書いてありました。どちらにしても無理、ということですね。
登録関係の移行準備
大きい方針が決まったので、登録関係の移行は、「データ通信専用にしていたスマホに登録してるもの」を、「通話用の携帯電話番号を引き継いだ新スマホに移す」ことになります。
スムーズにするため、以下の手順であらかじめリストを作りました。
- スマホのキャリアメールに届いたメールから拾い出す。
- スマホのショートメッセージに届いた記録から拾い出す。
- スマホのアプリでアカウントがあるものを書きだす。
- ついでに、アカウントが無いけど入れているアプリを書きだす。
- フューチャーフォンのほうも、この機会にキャリアメールに届いたメールから拾い出す。
- フューチャーフォンのショートメッセージに届いた記録からも、拾い出す。
数カ月分をたどると大体拾えたので、2台持ちをスマホ1つにする予定があるなら、キャリアメールやショートメッセージを完全に削除せず、しばらく溜めておくことをお勧めします。
登録関係の移行で特に注意が必要なのは、解約予定のスマホの電話番号とキャリアメールに紐づいている登録です。例えば、二段階認証の登録番号や、金融機関の認証番号。だって、どちらも、なりすましなどを避けるための番号登録です。「認証できない状況だけど、本人ですよ!」と認めてもらうためには、当然かなり慎重な手続きになっているはずです。
それもあって、データ通信専用にしていたスマホの解約は1カ月先にすることにして、2台の番号が生きている状態で登録移行できるようにしました。
そして、ドコモショップへ。機種について相談すると、AQUOS wish2は初心者向けではあるけど今持っている機種とスペックは変わらないということでした。初心者メニューなどを使わなければ普通に使えるので、素直に AQUOS wish2 を選びました。
登録関係の移行作業
新スマホ のAQUOS wish2 には、ガラケーの電話番号とキャリアメールアドレスはそのまま引き継がれているので、最初にやるのはグーグルアカウントの登録です。
グーグルアカウントは複数のスマホに同じアカウントを登録できるので、アカウントとパスワードが分かっていたら、簡単に設定できます。ドコモショップでスマホ購入すればお店の人がサポートしてくれるので、その場でやると、より安心です。
ガラケーに入っていたデータの引継ぎは、ドコモショップの店頭の移行機でやります。
私は、電話帳データとキャリアメールのデータのみを移行しました。画面の指示通りにやって、問題なく移行できました。
あとは、家に帰って、2つのスマホを並べてぼちぼち移行…という感じです。
下調べと準備をきちんとすれば問題なくできるので、もし同じ状況でためらっている方がいたら、参考にしてください。